甲州道中 51 茅野駅から足長神社まで
2010 / 09 / 03 ( Fri ) ![]() 今日は上諏訪のどこかおいしそうなところでランチをしよう、と前の晩、友人とインターネットをいろいろと調べて見つけたのが、なんと、スタート地点から3キロほどのところ。そこで、10時にスタートし、早お昼をとることにことにした。(なんという計画だろう!) さて、茅野関西口からスタートするとこのあたりは国道20号線からはだいぶ高いので見晴らしがよく、杖突峠がよく見える。 上原の交差点で国道20号線に合流し、上原八幡を過ぎる。このあたり、20号線と直角に交合う小路に「原田通」「鍛冶小路」「播磨小路」など名前が付いている。高島城の城下町だったころの名残だろうか。 やがて上原頼岳寺の信号の先、「〒→」のところで甲州道中は右に曲がり中央本線のガードをくぐる。道が左手にカーブしているところの右手に神戸の道標があり、右からくる道と合流する。 ![]() ![]() それにしてもこんなに家の近くでこんなに気楽に温泉に入れるとはうらやましい。 ![]() おいしい!卵がとろけている。それに、このオムライスにはデザートとして卵の殻に入ってちいさなプリンがちょこんとついてきた。これもおいしい! 食後店内の売り場を見たら、卵、プリン、シュークリームなどおいしそうなものがいっぱい。しかし・・・これから歩くから・・・とシュークリームだけ買ってつぶさないようにリュックに入れて街道に戻った。 ![]() さて、街道に戻るとすぐ左手に一里塚がある。道なりに住宅を眺めながら歩くと斜面全体が広い庭園になっている家もある。なまこ壁の蔵、白壁の家など落ち着いた道をゆっくり楽しみながら歩居ていくと、四つ辻のところに道標と灯籠がある。道標には「右 大明神(諏訪上社)、左 江戸道」とある。この石造物も実はゴミ集積所の後ろになっていて、何かあるはず、と思って歩かないと通り過ぎてしまいそう。 この四つ辻から下る道を見るとまた共同浴場がある。このあたり、本当に温泉が豊富なのだろう。もう少し進むと霧ヶ峰入口の信号があり、この先、右手の長ーい階段を上ると足長神社がある。 ![]() この足長神社の長い階段を上っていく拝殿があり、その奥に本殿がある。この本殿は18世紀の建築で、彫刻が素晴らしい。今までも甲州道中沿いの神社の本殿の細かな彫刻は方々で見かけたが、中山道や東海道では本殿の彫刻に気付いた憶えがない。 今までの街道歩きがいい加減だったのか、あるいは甲州道中は鄙びている分、決して有名ではない神社の彫刻に目が行くのか判らないが、これからは神社を見かけたら拝殿ではなく本殿の彫刻に注目するようになるだろう。 これでまた一つ、着眼点が増えて楽しくなった。 スポンサーサイト
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