中山道番外編1(マップ33 松井田から横川まで 追補)
2008 / 07 / 10 ( Thu ) 五料 茶屋本陣 と 群馬八幡 達磨寺
五料の茶屋本陣2軒は見学する時間がなくて残念だったので、あらためて見学に行った。 ![]() お昼は近くの「茶屋本陣」という18号線沿いのドライブインで群馬名物のおきりこみ(煮込みうどん)の定食を食べた。山菜の天ぷらなどもいろいろついていて、盛りだくさんな定食だった。 元の記事と地図はこちら この日はもう一か所、群馬八幡の近くの、達磨寺も立ち寄った。 ![]() どうも街道歩きをしていると、先へ先へ進もう、としてしまうので、見るべきところを飛ばしてしまう。せっかく歩いているのだから、先に行きたい、という気持ちと、なかなか来られないから、やっぱり見たいものは見よう、という気持ちのせめぎ合いがある。日本橋を出てから、今までは見逃したところはあとからなんとか、見て回るつもりだったからいいが、これから、木曽路にかかるので、先に行くことよりも、ゆっくりとあたりを楽しみながら進もう、と方針変更することにした。一日の行程を短くして旅程を立て直すことにした。 元の記事と地図はこちら |
36 栗が原から熊野神社まで
2008 / 04 / 12 ( Sat ) ダウンロード用地図はこちら
右クリックして保存してください ![]() 栗が原から杉木立の中を中山道を進む。入道くぼ、石に線描きの馬頭観世音があり、その先が山中立場跡(茶屋跡)。石組みが残っている。山中は明治時代まで部落があったところで、江戸時代は山中に町がある、といわれたほど繁栄した立場らしい。左手に一つ家跡を見て進むと右手に子持ち山の案内板、左手に陣馬が原の案内板。この左手を良く見ると「中山道」のちいさな案内板が木についている。ここでまっすぐ行く車の通れる道は和宮の通った道で「自然歩道」となり、中山道は左手の細い山道なので注意。化粧水、笹沢人馬施行所跡をとおり、小川を石を伝って渉る。熊笹の中を進むと長い、急な長坂。結構きつい。もう、心臓バクバク、と思ったら「熊野神社まで8分」という案内板があってほっとした。1分ほどで、さっき分かれた自然歩道(和宮の通った道)と出会う。ここに仁王門跡、思婦石があり、ここを進むと碓氷峠の茶屋(現代の)が見えて来て嬉しい!ちょうど今日(4月12日)から営業を始めたというしげのやでお餅を食べてしまった。ゴマ、あん、きなこ、くるみ、全部一口大でおいしく、お店の人も親切でほっと一息。しげのやのところがちょうど上州と信州の境で表示がある。中山道最初の難所、碓氷峠を越えられて本当にほっとした。 |
35 坂本八幡宮から栗が原まで
2008 / 04 / 12 ( Sat ) ダウンロード用地図はこちら
右クリックして保存してください ![]() 坂本八幡宮を過ぎるとすぐ道が右にカーブする。その手前を、右に浄水場の丸いタンクを見て細い道を下に降り、浄水場の排水溝の蓋の上を進み、石垣にそって左手にまがり、ちいさな「中山道」の標識で右手の階段を登る。舗装道路を横切って、登山口へ。ここから、いよいよ、山道。「安政遠足」の標識がある。この標識を辿って行くと陣馬が原までは迷わない。碓氷峠の熊の神社までずっと山道。はじめは急な登りなのでゆっくりゆっくり登っていく。自分の体が重い!(太めので)。堂峰番所跡、念仏百万遍(右手奥にある)を過ぎると、壁面がみごとな柱状節理になっていて面白い。下り地蔵上り地蔵の案内を左下に下りると石に線描きした地蔵がある。ここでちょうどお昼だったので、登り始めてすぐお昼でいいのかなあ、と思いつつ、お握りをおいしく食べて休憩。また元の道に戻り、覗き(坂本がよく見える)、馬頭観世音、風穴(風を感じられなかった)を過ぎる。あたりは杉木立。弘法大師が掘るように教えたという弘法の井は深くて冷たい水をたたえていた。道の右手の井戸に立ち寄ったら、またもとの道の続きを登る。刎石の立場(茶屋)跡にでる。4軒茶屋とも言う。歩いて行くと右手に刎石山、左手に峠の小屋という休憩所があって眺めがよい。しばらく進むと、堀切。確かに道がそこだけ細く切られている。南向き観世音、北向き観世音をすぎ、一里塚、座頭転がしの坂を過ぎて、杉木立を進むと右手が雑木林となり、栗が原に到着。明治天皇のご巡幸道はここから左手に分かれたらしい。歩く道は落ち葉でふかふかで足が疲れない。 |
34 横川から坂本八幡宮まで
2008 / 04 / 12 ( Sat ) ダウンロード用地図はこちら
右クリックして保存してください ![]() 中山道8日目。今回が日帰りとしては最終回。快晴。今日はいよいよ碓氷峠越えなので、がんばろう、と覚悟。桜は東京では満開をとっくに過ぎてしまったが、上るにつれ、満開となって、横川では車窓から川岸の桜が見事な眺めだった。今日は女性3人。横川駅を出て歩き始めるとすぐに横川の茶屋本陣(道路右手奥)、碓氷関所跡の東門。その先、アプトの道が頭上を横切ると、国道に出る。道が立体になっていて錯綜しているが、まっすぐに見える道をとって碓氷川を渡る。「薬師坂」の石碑を右に見て、やや狭い坂道を登る。またすぐ国道に合流。高速道路の下を通ってすぐ右手のトイレが碓氷峠に登る前の最後のトイレ(きれい)。少し進んで左手の白髭神社の桜が満開。2種類の桜がピンクの濃淡、足元はムスカリの紫。のどかで春満喫の眺めだった。 坂本の宿場に入る。道路は一直線で両側に屋号が掲げられてあり、右側の脇本陣などはよく残されていて、全体に宿場の風情を感じる。建物はせがい造り(出桁造り)で、2階が1階より張り出しているものが多い。くつろぎの郷へ行く道との交差点にあるコンビニが碓氷峠越え前の最後のお店で、飲料を補給しておいた。坂本の宿は上の木戸、下の木戸とも復元されていて、宿場の在り様がわかりやすくなっていて楽しい。 |
33 松井田宿から横川まで
2008 / 03 / 29 ( Sat ) ダウンロード用地図はこちら
右クリックして保存してください ![]() 上町のほうの本陣跡を探していたら、街道沿いの商店の人がわざわざ裏道まで案内してくれた。ここも標識はなく、人一人通れるくらいの裏道を教えてもらって行くと、本陣だった家の庭が見える。かってはいい庭園だったのだな、という庭にカタクリが満開だった。このコース、本当はきっと観光客などが入るべきではないのだろうが、折角来たのだから、見せてあげようという気持ちが嬉しかった。 宿場の休憩所、みなとやを利用しようとしたら、残念ながら3時までで、すでに閉まっていた。 街道沿いにある松井田商工会館は昭和初期の建築で元警察。 松井田警察から脇道に入り、野菜スタンドできゅうり、ブロッコリー、ホウレンソウなどを買った。荷物になっても、新鮮な野菜を見るとやっぱり買いたくなる。高速道路の下を過ぎると五料。ここには茶屋本陣が2軒、堂々とした佇まいで再建されている。残念ながら、到着した時は5時を回っていて、中に入るのはあきらめたが、ちょうど帰るので出てきた本陣の人が私たちに気付いて、わざわざ「今日はもう、おしまいですが・・」と丁寧に断りにきてくれたので、嬉しくなって、別途、見物に来よう、と約束しあった。 (中山道番外編1) ここから横川まで、碓氷川沿いの街道の両側に折々広がる梅林の白梅が満開の中をゆるやかな上り坂が続いた。 横川の駅についたら、当然、峠の釜めし!駅前におぎのやの本店があった。 子供の頃、父が出張の帰りに買ってきてくれたので懐かしい。 |